シェルフを選ぶ時の押さえておくべき3つのポイントを詳しく紹介します

インテリア

シェルフといえばいわゆる棚ですが、選び方には主に3つの基本的なポイントが存在します。

ポイントの1つは収納する物と設置する場所で、これらの条件によって選ぶべき種類が決まります。

収納が比較的軽い物であれば、強度はそれほど必要ありませんから、脚の細いスリムなタイプも選択肢に加えられます。

逆に重量がある物を収納する場合は、強度がないとグラグラしますし、地震が発生すると倒れる恐れが出てきます。

その為、基本的には脚が太めでしっかりとした安定感を感じさせる、金属製のシェルフが狙い目となります。

更にいえば補強が入っていて、押しても簡単にはグラグラしないものが望ましいです。

棚板の面積を重視して高さを低めにすれば、安定感が増して地震にも備えられます。

地震対策の突っ張りポールを組み合わせれば、大きな揺れが発生しても安心です。

小さい物の収納だと、棚の隙間から落ちてしまうので、メッシュタイプではない棚板を選んだり、棚板に敷くシートを組み合わせる必要があります。

設置場所が水の掛かるキッチンや浴室の近くだと、木製の棚板は水分を吸って変形してしまいます。

つまり、選べるのは必然的に水に強い、水まわりでも安心して使えるステンレス製となります。

シェルフと一口にいっても様々な種類がありますが、サイズやデザインに納得できるものが市販品にあるなら、既製品を選ぶのが最も楽です。

サイズ的に納得できるものが見つからなかったり、形状などのデザインにも拘りたいのであれば、パーツを組み合わせて作ることができる製品をおすすめします。

脚のポールと棚板を組み合わせることで、好みの幅や高さ、奥行きといった条件で作ることができます。

確かに組み立てる手間はあるものの、パーツの追加や変更が可能ですから、後々設置場所や用途の変更が発生しても買い換えずに済みます。

ポールは脚の太さが標準的なものと、スリムでスッキリとした印象を与えるタイプに分けられます。

後者のスリムなタイプは、耐荷重は標準タイプに劣りますから、重量物の収納となると必然的に前者が選択肢です。

棚板はサイズが規格化されているので、欲しい幅や奥行きに最も近いサイズを選択する選び方となります。

後は足をキャスターや固定足にするか、補強するバーを追加で組み合わせるか決めます。

シェルフを日常的に移動するならキャスター足がおすすめですが、一箇所に置いて動かさないなら固定足です。

補強はないよりもあった方が安心ですが、収納するものや予算と相談して決めるのが良いでしょう。

リビングや寝室に設置するシェルフは、環境に馴染むインテリアとしての質感も大事なポイントです。

金属製はどこか無機質な印象を与えてしまいますし、木製の家具や台などと並ぶと違和感が生じます。

木製のシェルフは突き板でもあたたかみを感じさせますし、他の家具に違和感なく溶け込みます。

本棚としてならブックエンドが活躍しますし、カゴや収納ケースと組み合わせて日常的に使うものを収納するのもありでしょう。

金属製は水に強くお手入れがしやすいのでキッチンまわり、木製はインテリア性が優れることから、リビングや寝室に向いています。

このように種類によって使い分けることが、選び方における基本になります。

木製の棚の製品の中には、贅沢に無垢板を使っている重厚感のある製品も存在するので、高級で長く使いたいものを選びたいなら断然木製です。

使う間に色味が変化しますし、使う人の手になじんでくるので、大切に扱えば一生物として愛用できます。

金属製も耐久性は優れますし長く使えますが、愛着感は乏しいですから、愛用したいかどうかも選び方の重要なポイントになるのは間違いないです。